鉄製の平行棒より、温かい介助者の手のぬくもり

デイサービスさきわい 代表 金﨑マキ子さん

●プロフィール

2002年にデイサービスを自宅でスタート。デイサービスセンターたけだ・デイサービスさきわい代表。家族のような安心感とぬくもりのある、地域に密着した身近な介護施設として、利用者一人ひとりの生きる力を尊重し、最後まで支援し続ける。ボランティアで、デイサービス施設に隣接してサロンを開設。元気な地元のお年寄りが自主的に苔玉や人形づくり教室を開き、お年寄りの居場所づくりや介護の2次予防に役立てている。


私自身、長く特別養護老人ホームなどに勤め、高齢者の介護現場をたくさん見てきました。自宅へ復帰するお年寄りの喜々とした顔をみるたびに、自宅で暮らし、そこで最期を迎えるのが、人にとって幸せなのだと強く感じるようになりました。

いま、地方では過疎化が進み、所得の低い一人暮らしのお年寄りが増えています。街中の施設へわざわざ足を運ぶのではなく、暮らしのそばで温かく見守り、何かあったときにはすぐに自宅へ駆けつけられる距離にあることが、本来の介護サービスのあり方ではないのか、そんな思いから、自宅でデイサービスを始めて15年が経ちました。

その後、もっと大きな施設を作ってほしいという利用者からの要望で、2004年、今の場所に2つめの施設を立ち上げ、現在に至っています。

 

私たちは、普段と変わらない暮らしを大事にし、過剰なバリアフリー構造や最新鋭の設備を導入しているわけではありません。りっぱな施設でリハビリをしても、自宅へ戻ると、多くの障害(段差など)がお年寄りを待ち構えています。施設と現実の生活では大きなギャップがあるのです。一人でトイレに行く、鉄製の平行棒よりも職員が手を携えて近所のデコボコ道を一緒に散歩する、そんな日常の生活行動こそが、本当のリハビリだと考えています。

 

職員は看護師、介護福祉士、社会福祉士など含めて15名です。職員全員、利用者の顔色や息遣いなどを毎日観察し、少しでも異変に気づいたら優しく声かけするなど、十分な配慮を心掛けています。

家族的な雰囲気を大事にしてきたおかげで、利用者が当施設を薦めてくださるケースが多くなり、今では地域やご家族の方に頼りにされるデイサービスとして成長することができました。

これからも、安心感とぬくもりのある、地域に密着した身近な介護施設として、利用者一人ひとりの生きる力を尊重し、最後まで支援し続けたいと思っています。

 

デイサービスさきわい
デイサービスさきわい
リビングにて
リビングにて
地元のお年寄りが自主運営するサロン
地元のお年寄りが自主運営するサロン


●デイサービスさきわい

〒857-0406 長崎県佐世保市小佐々町平原74-14

MR佐々駅よりバスで15分田原下車、徒歩約15分

電話番号 0956-68-3450

●デイサービスセンターたけだ

〒857-0412 長崎県佐世保市小佐々町西川内890-2

西肥バス西川内橋バス停下車徒歩1・5キロ(約20分)

電話番号 0956-68-2804


長崎県佐世保市・東七介護サービス

介護に関する総合案内窓口を目指して地域の皆様により質の高い幅広いサービスを提供してまいります。