記録業務の負担が減る?「スタンドLM」と「カイポケ」の連携がスタート
日々の訪問看護や介護の記録、手書きやパソコンへの入力に追われていませんか?
2026年9月、訪問看護・介護の記録業務を効率化する動きがありました。ケア中の会話をAIが解析して記録の下書きを自動作成してくれるサービス「スタンドLM」が、介護事業者向けクラウドサービス「カイポケ」と正式に連携を開始したのです。

今回の連携により、これまで手作業で行っていた記録の転記作業が、ワンタップで「カイポケ」へ反映できるようになります。まずは訪問看護ステーションから対応が始まり、今後は訪問介護や居宅介護支援などへ順次広がっていく予定です。
結局、現場にどんなメリットがあるの?
今回の連携で期待される最大のメリットは、「記録にかける時間の短縮」です。
これまで、現場でメモを取った内容を事務所に戻ってからパソコンに入力したり、別のシステムからカイポケへ転記したりと、二度手間が発生していた方も多いのではないでしょうか。このシステムを使えば、訪問中の会話をアプリで録音するだけでAIが「訪問看護記録書Ⅱ(観察記録)」などの下書きを作成してくれます。
内容を確認したうえでワンタップ送信すれば、そのままカイポケに登録されるため、事務作業の時間が大幅に削減されます。実際に導入したステーションからは、記録や報告書作成にかかる時間が「50%減った」という声も上がっているようです。
「AIに任せる」時代の働き方
訪問看護や介護の現場では、人手不足が深刻な一方で、計画書や報告書などの書類作成業務が大きな負担となっています。利用者と向き合う時間を少しでも増やすために、こうしたテクノロジーをどう活用していくかが、これからのケアワーカーや看護師にとって重要なスキルになっていくでしょう。
もちろん、AIが作った記録をそのままにするのではなく、看護師や介護職がしっかり内容を確認して修正・承認するプロセスは不可欠です。あくまで「記録業務のサポート役」としてAIを賢く使いこなすことが、結果としてケアの質を高め、自身の残業削減にもつながるはずです。
今後の広がりについて
現在は訪問看護ステーションが中心ですが、今後は訪問介護や居宅介護支援事業所など、他のサービス種別でもこの連携機能が使えるようになる予定です。もし、現在お勤めの事業所でカイポケを利用されている場合は、今後こうしたツールが導入される可能性もあります。新しい技術に少しずつ触れておくことで、将来的な業務効率化の波にスムーズに乗れるかもしれません。
今回の連携に関する詳細は、各サービスの公式サイトも参考にしてみてください。

