介護の福利厚生、パート採用で何を確認する?エデンレッド調査を待遇比較に活かす

給与・待遇

この記事のまとめ

3行でわかる要点
  • エデンレッドジャパンが2026年9月18日、人事担当者300人・パート300人の調査を公表。
  • 同じ仕事・時給なら福利厚生が充実した勤務先を選ぶとしたパートは88.7%。
  • 介護職限定の調査ではなく、福利厚生が離職を減らすという因果関係を示したものでもない。
介護現場への影響

求人を比べる際、時給に加えて食事補助や資格取得支援の利用条件を見る参考になります。パートや夜勤者も実際に使えるかの確認が必要です。

確認・行動すること

適用対象・本人負担・利用時間帯・資格支援の返還条件を確認し、利用実績も踏まえて見直しましょう。

パート300人の88.7%が福利厚生も勤務先選びの条件に

株式会社エデンレッドジャパンは2026年9月18日、「パートタイマーの待遇に関する実態調査」を公表しました。同じ仕事内容・同じ時給なら福利厚生が充実した勤務先を選ぶとしたパートタイマーは88.7%でした。時給以外の条件も求人比較に含める視点を示す調査です。

調査サマリー

出典:株式会社エデンレッドジャパン。画像は同社調査サマリー。

満足度と継続意向の関連をどう読むか

調査では、福利厚生に満足する人は不満足な人より会社への評価や継続意向が高い傾向も示されています。ただし、実際の離職率を追跡した結果ではなく、福利厚生を増やせば必ず定着率が上がるという因果関係を確認したものではありません。

職場の人間関係や仕事内容、賃金水準なども勤務先への評価に関係し得ます。介護施設で活用する場合は、調査の割合を自施設へそのまま当てはめず、職員が何を不便に感じているかを確かめる材料として読みます。

介護職の求人比較は利用条件まで見る

「福利厚生充実」という表現だけでは、自分が使える制度か判断できません。資格取得支援なら費用の対象範囲、研修日の勤務調整、退職時の返還条件を確認します。食事補助なら夜勤や短時間勤務でも使える場所・時間があるかを確認しましょう。

補助額の上限を時給に機械的に足すのではなく、本人負担と利用できる見込みを合わせて考えます。対象となる労働時間や雇用期間に条件がある場合は、採用前の面談で説明を受けておくと入職後の認識違いを減らせます。

事業所は新設前に既存制度の利用状況を確認

使われていない制度があるなら、周知不足、申請の手間、勤務時間との不一致を分けて調べます。求人には制度名だけでなく、対象者と実際の利用例を記載する方が、応募者も判断しやすくなります。

見直し後は応募数、利用率、満足度、入職後の継続状況を分けて確認します。賃金や業務量も同時に変わることがあるため、一つの制度の効果と決めつけないことが大切です。

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介護職の福利厚生を比較する確認表

調査は2026年9月4〜7日のWEBアンケートです。時給を引き上げた企業236社の82.6%が、時給だけの採用・定着に限界を感じると回答しました。全企業を分母にした数字ではありません。調査主体は食事補助サービスを提供する企業で、介護業界に限定した集計や実際の退職率の追跡ではない点にも注意が必要です。出典:株式会社エデンレッドジャパン。以下は編集部の確認表です。

確認する項目 確認内容・使い分け
食事補助 夜勤・短時間勤務で使えるか、本人負担と使える場所
資格取得支援 受講料・受験料の範囲、勤務調整、退職時の返還条件
住宅・家族への支援 対象となる労働時間・雇用形態と支給条件
休暇・勤務調整 申請先、シフト調整の方法、利用しにくい理由

介護福祉士ニュースの考察

編集部の見解

福利厚生は制度名の多さでは比較しにくい分野です。勤務形態ごとに使える金額と負担を具体化する方が、採用時の期待と入職後の実態の差を小さくできます。賃金改善の代わりになるものと扱うべきではありません。

現場で起こり得る具体例

食事補助があっても、利用先が周辺にない、夜勤の時間に使えないことがあります。昼勤・夜勤・短時間勤務の職員に、実際に利用できる場面を確認すると改善点が見えます。

事業所が確認するチェックリスト
  • パートの対象条件を求人票にも明記したか
  • 利用率と使えない理由を把握したか
  • 応募率・満足度・継続率を分けて確認するか

※本欄と本文の実務確認表は、公式情報を踏まえた編集部の整理・提案例です。

記事情報・確認方針

一次情報・参考資料:パートタイマーの待遇に関する実態調査
発表主体:株式会社エデンレッドジャパン
情報確認日:2026年10月18日
執筆:介護福祉士ニュース編集部
内容確認方針:運営者情報・内容確認方針
誤りのご連絡:info@17kaigo.jp

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