介護業界の未来を考える2日間!「全国老人福祉施設大会」が徳島で開催

介護業界

この記事のまとめ

3行でわかる要点
  • 介護の仕事をしている皆さん、日々の業務お疲れ様です。
  • 皆さんの働く現場では、人手不足や物価高騰による経営の厳しさなど、さまざまな課題に直面しているのではないでしょうか。
  • そんな中、 2026年11月26日(木)から27日(金)の2日間 、徳島県徳島市のアスティとくしまを主な会場として、「 第5回全国老人福祉施設大会・研究会議 ~JSフェスティバルin徳島~ 」が開催されます。
介護現場への影響

事業所運営やサービス提供体制、地域の介護資源、介護職の雇用環境に関係する動きです。

確認・行動すること

発表主体、対象地域、開始時期を公式情報で確認し、自施設への影響を運営、人員、利用者の観点で整理しましょう。

介護現場の「今」と「未来」を語り合う全国大会が徳島で開催

介護の仕事をしている皆さん、日々の業務お疲れ様です。皆さんの働く現場では、人手不足や物価高騰による経営の厳しさなど、さまざまな課題に直面しているのではないでしょうか。

そんな中、2026年11月26日(木)から27日(金)の2日間、徳島県徳島市のアスティとくしまを主な会場として、「第5回全国老人福祉施設大会・研究会議 ~JSフェスティバルin徳島~」が開催されます。この大会は、全国の老人福祉施設関係者が集まり、介護業界の現状と未来について深く議論する重要な機会です。

鳴門大橋と渦潮が広がる徳島の美しい海を背景に、「第5回 全国老人福祉施設大会・研究会議 ~JSフェスティバル in 徳島~」の開催情報(令和8年11月26日~27日)が記されています。

なぜ今、この大会が重要なのか?介護業界が抱える厳しい現状

この大会が開催される背景には、介護業界が直面している非常に厳しい現実があります。

例えば、特別養護老人ホーム(特養)の経営状況は年々悪化しており、2024年度には収支差率(収入から支出を引いた割合)が0.0%にまで減少。これは、事業を継続するのが難しい「危険水域」と言えるでしょう。赤字の施設も増え続け、2012年度の22.3%から2024年度には49.5%と、約半数の施設が赤字という状況です。

物価高騰が続く中で、介護施設の運営費は増える一方、介護報酬(介護サービスを提供した際に国から支払われる対価)は公定価格のため、経営を圧迫しています。人手不足も深刻で、介護職員の賃金は全産業の平均と比べて約8万円もの差があり、これが人材流出の一因となっています。特に離島や中山間地域では、専門職員の確保が難しく、必要な加算(特定のサービスや体制に対して介護報酬に上乗せされる額)が取れないケースも出ています。

さらに、養護老人ホームや軽費老人ホーム(ケアハウス)は、特養よりもさらに経営が厳しく、施設の老朽化も進んでいます。しかし、これらの施設は、独居高齢者の増加や災害時の避難場所としても、地域にとってなくてはならない存在です。

このような状況だからこそ、この大会では「地域と共に生きる介護の創造 ~挑む覚悟と支える責任が未来の福祉を創る~」というテーマのもと、介護の未来を真剣に考える場が設けられます。

注目プログラム:あなたの仕事やキャリアに関わる内容が満載

今回の大会では、経営力強化はもちろん、地域に根差した介護の実践や、未来につながる福祉のあり方について深く掘り下げられます。特に注目したいプログラムをいくつかご紹介します。

  • 成功施設に学ぶ施設経営の工夫と戦略 大都市から中山間地域まで、異なる立地の成功施設がどのような工夫で経営を成り立たせているのか、具体的な取り組みが報告されます。皆さんの施設でも応用できるヒントが見つかるかもしれません。

  • 養護・軽費ケアハウスシンポジウム 2040年問題を見据え、養護老人ホームや軽費老人ホーム・ケアハウスが今後どのように地域福祉を支えていくべきか、学識経験者と現場関係者による活発な議論が期待されます。

  • 誰もが笑顔で「私らしく」働ける職場へ 社会保険労務士と共に、女性活躍推進や多様な人材が働きやすい職場環境づくりのヒントを考えます。これは、介護職員一人ひとりの働きがいやキャリア形成に直結する重要なテーマです。

  • チャットリ!大会議~本音で話すチャベり場~ 施設長や管理者、チームリーダーなどが運営・経営の課題について、会場限定のチャットを通じて登壇者と参加者が本音で話し合います。日頃の悩みを共有し、解決の糸口を探る良い機会になるでしょう。

  • 介護機器展 最新の介護・福祉分野の製品やサービスが展示され、外国人介護人材に関する相談ブースも設置されます。新しい技術がどのように現場の負担を軽減し、より良いケアにつながるのか、実際に見て触れることができます。

参加方法と費用

この大会は、会場での当日参加と、後日のオンデマンド配信(一部プログラムのみ)で参加できます。

  • 開催日程:令和8年11月26日(木)、27日(金)

  • 会場:アスティとくしま(徳島県徳島市山城町東浜傍示1番地1)ほか

  • 参加費:

    • 当日参加(オンデマンド配信込み):20,000円(全国老施協会員:10,000円)

    • オンデマンド配信のみ:12,000円(全国老施協会員:6,000円)

詳細なプログラムや申し込み方法については、以下の全国老人福祉施設協議会ホームページをご確認ください。

あなたの現場とキャリアを考えるきっかけに

介護業界は今、大きな転換期を迎えています。この大会は、現在の課題を乗り越え、より良い未来を築くためのヒントや、新たなつながりを見つける絶好の機会となるでしょう。

多忙な日々の中で、自分の仕事やキャリア、そして介護業界全体の未来について考える時間は貴重です。ぜひこの機会を活かして、現場の課題解決や自身のスキルアップにつなげてみてください。

介護福祉士ニュースの考察

編集部の見解

「介護業界の未来を考える2日間!「全国老人福祉施設大会」が徳島で開催」は情報収集の機会ですが、参加するだけで終わらせず、自施設の課題と結び付けて持ち帰ることが重要です。事前に確認したいテーマを絞り、参加後に共有する相手と試す内容を決めておくと、学びを現場改善につなげやすくなります。

現場で起こり得る具体例

担当者が得た情報を口頭で共有するだけでは、日常業務の中で埋もれがちです。「分かったこと」「自施設との差」「試すこと」を1枚に整理し、期限と担当者を決めると実行につながります。

事業所が確認するチェックリスト
  • 開催日時・会場・申込期限・参加条件
  • 介護職、管理者、経営者のどの層向けか
  • 自施設から質問したい事項
  • 参加後に共有・試行する内容と期限

※本欄は、発表内容をもとに介護福祉士ニュース編集部が現場での確認点を整理したものです。

記事情報・確認方針

一次情報・参考資料:全国老人福祉施設協議会ホームページ(大会詳細ページ)、大会特設申込ページ
発表主体:上記一次情報の発表元(企業・団体・行政機関)
情報確認日:2026年9月24日
執筆:介護福祉士ニュース編集部
内容確認方針:運営者情報・情報の収集確認方針
誤りのご連絡:info@17kaigo.jp

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