介護の食事量・水分量の記録の書き方|何割・何mLの記入例と申し送り

人材・働き方

この記事のまとめ

3行でわかる要点

  • 食事は主食・副食など、何をどの程度食べたかを分けて記録します。
  • 水分は提供量と実際に飲んだ量を区別し、測れなかった量は未確認とします。
  • 普段との差は、本人の言葉・観察・対応・次に見ることを添えて伝えます。

介護現場への影響
食事や飲水を担当した人が変わっても、どの数字を比べるべきかが分かり、対応の重複や伝え漏れを防げます。

確認・行動すること
自施設の「10割の基準」「飲水に含めるもの」「変化時の報告先」を確認してから記録してください。

「昼食5割、水分100mL」だけでは、何が半分だったのか、100mLを出したのか飲んだのかが分かりません。介護記録は次の職員が同じ前提で読めるよう、何を、いつ、どう確認したかを短く残します。以下の例は記録の練習用で、食事量や水分量の目標を示すものではありません。

食事量は主食・副食と「何に対する割合か」を書く

割合を使う場合は、事業所で定めた記録単位に従います。主食・副食を別に記録する施設では、「全体で半分」にまとめず、それぞれの摂取を残します。提供量をあらかじめ変更した日は、その量に対する割合か通常量に対する割合かを明確にします。

記入例:12:10 昼食。主食7割、副食3割(当日の提供量に対する目安)。本人「副菜は今日はもういい」。本人の希望を確認し、追加の勧めはしなかった。12:30 終了。

「食欲不振」と書く前に、何が残り、本人がどう話し、介助や環境に何があったかを分けます。本人の発言を聞いていなければ、理由は「未確認」と記します。介助者が交代した場合は、見ていない時間帯の状況を自分の観察として書かないようにします。

水分量は提供量・実飲量・不明を分ける

場面記入の考え方例
残量が測れた提供量から残量を引く。こぼれなどがあれば補足10:00 お茶150mL提供、残50mL、実飲100mL
こぼして残量を推定できない実飲量を断定せず、分かる範囲を記録14:00 お茶150mL提供、こぼれあり、実飲量不明
提供したが飲まなかった未確認と区別する15:00 水を提示。本人が断り、飲用なし

汁物やゼリーなどを水分の集計に入れるかは事業所の取り決めを確認します。容器が違う日に「コップ1杯」とだけ書くと比較できません。複数職員が同じコップの量を二重に登録しないよう、時刻と記録担当をそろえます。

少なかった日の報告は「普段との差・対応・次の確認」

数字だけでは、本人にとっての変化や必要な対応は分かりません。利用者ごとの計画、看護職等からの指示、事業所の連絡基準を確認し、体調変化を認めた場合は入力を待たず所定の手順で報告します。摂取目標や食形態を介護職が独自に変更する前提にしないでください。

申し送り例:「昼は主食3割・副食2割で、直近の昼食記録より少なめでした。本人から『今は食べたくない』と聞き、12:25に看護職へ報告しました。14時の飲水時に本人の様子を確認し、所定欄へ追記をお願いします」

そのまま使える記録欄の型

日時[ ]/食事の種類・提供量[ ]/主食[ ]・副食[ ]/飲料の種類・実飲量[ ]/本人の言葉・観察[ ]/行った対応[ ]/報告先と時刻・次の確認[ ]

入力後は、①単位は同じか、②分からない値を0と入れていないか、③報告や申し送りが必要な変化は別途伝えたか、の3点を確認します。

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介護福祉士ニュースの考察

事業所が確認するチェックリスト:同じ残量を2人が記録したとき、割合とmLの入力が一致するか試してみてください。ずれたら職員の注意力だけで片付けず、コップの目盛り、割合の基準、記録ソフトの選択肢を見直すと、交代勤務でも比較しやすくなります。

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