働く高齢者の安全、どう守る?2026年4月施行の新指針で「認知機能」が重要に。介護現場の私たちにも関係ある?

人材・働き方

2026年4月から「認知機能」が安全衛生の指針に!

これまでの「エイジフレンドリーガイドライン」という行政指導が、2026年4月1日からは、より法的根拠を持つ「高年齢者の労働災害防止のための指針」に変わります。これは、改正労働安全衛生法(労働者の安全と健康を守るための法律)に基づいて作られた、すべての事業者が知っておくべき重要な指針です。

この指針で特に注目されているのが、高齢者の体の特性として「筋力、バランス能力、敏捷性、全身持久力、感覚機能」に加えて、「認知機能の低下」が明記されたことです。

これまで、転倒防止のための体力測定などは多くの職場で取り入れられていましたが、「認知機能」については、どうやって測ったらいいのか、現場ではまだ手探りの状態だったかもしれません。しかし、これからは体力と同じように、認知機能も客観的に把握し、記録していくことが求められるようになる、ということです。

「認知機能」を測るってどういうこと?

今回の指針を受けて、認知機能を現場で簡単に測るためのサービスが注目されています。その一つが、株式会社トータルブレインケアが提供する「脳体力トレーナーCogEvo®(コグエボ)」です。

CogEvoの5項目測定の表

CogEvoは、高次脳機能リハビリテーションの専門知識を元に開発されたクラウドサービスで、タブレットやパソコンを使って、空間認識力、見当識力、記憶力、計画力、注意力といった5つの認知機能を、1回およそ5分でチェックできます。これは医療機器ではないので、病気の診断や治療をするものではありません。あくまで、働く人が自分の状態を知り、事業者がそれを客観的に把握・記録するためのツールとして活用されます。

例えば、ある運送会社では、朝の点呼の後にCogEvoを実施し、その結果を見てから業務に出発するという流れを日常業務に組み込んでいるそうです。導入当初は高齢ドライバーへの対策として考えられていたものの、実際に使ってみると、若手・中堅層の社員が「自分の状態」に気づくきっかけになったという声も聞かれます。これは、介護現場でも、日々の業務の安全管理や、職員の健康維持に役立つヒントになるかもしれませんね。

介護現場で働く私たちへの影響は?

介護施設も高齢者を雇用している場合、この新しい指針の対象となります。経験豊富なベテラン介護職員の皆さんの中にも、この指針が指す「高年齢者」に含まれる方がいらっしゃるでしょう。そのため、施設として、職員の安全を守るために「認知機能の状況を客観的に把握し、記録する」取り組みが必要になるかもしれません。

これは、単に「測られる」という話ではなく、自分自身の健康や安全を意識し、長く安心して働き続けるためのサポートと捉えることができます。また、施設全体で職員の健康状態を把握することは、「健康経営」の推進にもつながり、職場環境の改善にも役立つはずです。自分のキャリアを考える上で、自身の健康状態、特に認知機能に目を向ける良い機会になるでしょう。

どんな取り組みがあるの?

株式会社トータルブレインケアは、2026年9月16日から18日まで札幌市で開催される国内最大の安全衛生展示会「緑十字展2026 in 札幌」に出展し、CogEvoを紹介します。

緑十字展2026 ~働く人の安心づくりフェア~ in 札幌の出展概要

会場ではCogEvoを実際に体験できるほか、多人数での実施方法など、具体的な運用についても相談できます。

札幌まで足を運ぶのが難しい方のために、オンラインでの参加方法も用意されています。

① オンラインセミナー「『高年齢者労働災害防止指針』に、現場はどう応えるか」(30分)

オンライン無料配信セミナーの告知

  • 日時:

    • 第1回 2026年9月28日(月)14:00〜14:30

    • 第2回 2026年10月6日(火)14:00〜14:30

  • 形式: ウェビナー形式(Zoom)

  • 内容: 法定指針が求める「体力の状況の客観的な把握」に、認知機能をどう組み込むか。導入企業の運用フロー、実施頻度、記録の残し方、費用感までを30分で解説します。

  • お申込み: https://forms.gle/DZNPiVARwEy356NN8

② 体験商談会(東京・10月開催)

トータルブレインケアの体験商談会告知

  • 日程: 2026年10月2日(金)、10月5日(月)、10月16日(金)

  • 会場: アントレサロン銀座(東京都中央区銀座7丁目13番5号NREG銀座ビル1階)

  • 内容: CogEvoの実機に触れながら、自社での運用設計を個別にご相談いただけます。

  • お申込み: https://forms.gle/Q8nVQnC6F7TKXH2t7

③ 個別オンラインミーティング(45分)

上記の日程が合わない場合は、オンラインまたは訪問で個別に相談できます。

この機会に、新しい指針への対応や、認知機能の把握について詳しく知ってみるのも良いでしょう。

まとめ

2026年4月からの新しい指針は、働く高齢者の安全を確保するための重要な一歩です。介護現場で働く私たちも、この変化を「自分ごと」として捉え、職員一人ひとりの健康と安全に配慮した職場づくりを進めていくことが求められるでしょう。認知機能を客観的に把握する取り組みは、働く皆さんが長く健康に、そして安心してキャリアを続けていくための、大切なサポートになるはずです。

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